証拠写真

2001年8月8〜13日
ケンタッキー州 バーズタウン/ルーイービル

いろいろ検討しつつ、手続きを進めている合間をぬって
バーズタウンとルーイービルを見て回る。


バーズタウンの町並み。一時はケンタッキーでもっとも人口の多い町だったというだけあり、
教会や公共施設の建物がとても立派。作曲家スティーブン・フォスターの故郷としても知られる。
真中の写真は、もと刑務所だったという建物で、現在は人気の旅館。
見学するだけならまだしも、なぜそういう陰気なところに泊まりたい人がいるのか、理解に苦しむ。
右は、160年の歴史がある旅館兼レストラン、タルボッツ・タバーン。
サービスが笑えるほど素人っぽかったが、ステーキはとてもおいしかったし、付属のバーも居心地よし。



バーズタウンのバーボン・ウィスキー博物館。良い水、とうもろこし、樽の素材となる樫の木に恵まれたこの付近には、
「メーカーズ・マーク」はじめ、有名ブランドの醸造所がたくさんある。
左はビクトリア時代(19世紀末)風のバーの模型。横30センチほど。今日のバーとほとんど同じ作りなのが面白い。
中央は禁酒法時代のポスター。農村部には、いまでもアルコール類の販売を禁止している自治体がたくさん残っている。
右は、樽に文字を入れるために使われた型。



鉄道博物館で家族連れに混じって「ほんものの列車」に一時間ほど乗る。
ディーゼル車に座って車窓を眺めることが観光のネタになるとは! つくづく、アメリカは列車と縁遠い。
鉄道が人々の交通手段として盛んに使われたのは1950年代までで、その後はご存知のとおり飛行機と車の国である。
鉄道初体験の子供たちを連れたパパやママたちも、鉄道体験はほとんどないことになる。



ルーイービルの夏の風物詩、チキン・ディナー。孤児院の庭で行われるお祭りである。
屋台や出店が並び、家族連れが繰り出す様子は日本の縁日と変わらないが
運営がテキヤさんでなく、地元の教会等のボランティアだというところが違う。
中央の写真は地ビール、BBCのスタンド。なかなかいける。
右側はマスチフとセントバーナードの混血だというオリバーくん。



またもや教会の写真。


ルーイービルの得意技、古いものと新しいものの混在。ダウンタウンのすべてがこんな感じ。
おもしろい建築物がたくさんあって、見飽きることがない。



何度も往復したルーイービルとバーズタウンのをつなぐ31号線沿いで見つけたバーベキュー屋。
「こんなに旨いのは、ヤミに違いない」という妙なキャッチフレーズの店だが、たしかにおいしかった。
つけあわせのサラダや煮物もとてもいいし、値段も安い。写真のセットで5ドル弱。
このあたりでは、「バーベキュー」は網焼きのことではなく、写真のサンドイッチにはさんであるような細かく裂いた肉にソースをからめた料理のこと。




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